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旧弘前市図書館
のペーパークラフト

/旅とクラフト



  主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
  また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。



旧弘前市図書館のペーパークラフト




  • 弘前 旧弘前市図書館



    弘前の建築のシンボルといえば、弘前城の次に、
    この旧弘前市立図書館が来るだろう。
    それぐらい、インパクトの強い、
    意匠を凝らした建物である。



    日露戦争の勝利を記念した一環で建てられたこの建物は、
    いわば軍需で収益を得た建築業者からの
    恩返しのような形で市に寄付された。
    その後しばらくは本来的な用途の図書館として
    利用されたが、手狭になり図書館が移転すると、
    民間の手に渡った。それからは
    喫茶店、宿泊施設としても利用されていたというから驚く。



    この建物が現在の場所に移築され、修復されたのは
    平成元年と、その歴史から考えると最近のことだ。

    この建物を建てたのは、堀江佐吉。
    太宰治の生家、現「斜陽館」を建てたことでも知られる。




    弘前は、明治維新の廃藩置県によって、青森県に県庁を奪われ、
    一地方都市に転落した。軍事施設も次々に移転され、
    また、津軽藩の藩禄も失われたことから、弘前自体が衰退していた。
    そんな状況下で、佐吉は当時開拓ブームで沸いていた北海道に
    出稼ぎにいき、そこで函館の西洋建築などを視察、
    わずかな期間で洋風建築を学んでものにしてしまった。

    そんな天才的な素質を持つ堀江佐吉は
    建築に対する真摯な姿勢から周囲に信頼された。
    また弟子の育成にも熱心で
    多くの優秀な人材を輩出していて、現在でも
    「堀江組」という会社がその系譜を継いでいる。
    東北地方の西洋建築の建物を語るうえで欠かせない名大工である。



    弘前のシンボル、名大工堀江佐吉により建てられた
    旧弘前市図書館をペーパークラフトで再現しました。


    特徴的なルネサンス様式、また八角形の2塔も
    小さいサイズで再現しています。絶妙なバランスを再現するのに苦労しました。


    この写真だけではわかりませんが、
    背面も本物に近いかたちで、きちんと再現しています。







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