ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。

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旧西田郡役所
のペーパークラフト

/旅とクラフト



  主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
  また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。



鶴岡 旧西田郡役所のペーパークラフト

  • 旧西田郡役所

    山形の擬洋風建築については旅行記で詳解しているが、
    明治維新後、封建社会が色濃く残る鶴岡・酒田の庄内藩に
    明治政府の威信を見せつけ、また新時代の風を吹かせるために、
    初代山形県令・三島通庸は、擬洋風建築の建物を次々に建てるという
    大胆な事業を行った。



    中でも、この旧西田郡役所が建った馬場町には、
    現在も致道博物館の中で近くに建っている旧鶴岡警察署庁舎や、
    いまは失われた擬洋風の傑作、朝暘学校もその通り沿いに建っていた。
    それらの建物が連なる姿を想像するだけでも圧巻で、
    当時の光景を見た人々も驚いたことだろう。



    この西田川郡役所は、鶴岡県と置賜県が山形県に合併された際に
    役所として建てられた。


    この建物は、何より瓦屋根の色が美しく、目を惹きつける。
    この屋根瓦は、明治政府の廃城令により解体された、 鶴ヶ岡城の
    瓦を再利用している。
    石州瓦にも似た発色の瓦と、洋風を基調とした白の外装は
    お互いの存在を調和し、引き立てあっているように見える。



    また、外壁にも特徴がある。
    「下見板の擬洋風」と呼ばれる作りになっており、
    それまで擬洋風建築で一般的であった、「漆喰の擬洋風」とは異なるようだ。
    下見板にペンキを塗って仕上げることからそう呼ばれるようだが、
    この技術は、もともとはヨーロッパのもので、日本では先ず
    北海道開拓使に伝わり、札幌と山形で技術交流があったため
    伝わってきたようだ。

    擬洋風建築とは和洋折衷という様式で日本独自に発展し、
    わずかな時代で途絶えてしまった独特の建築だが、
    まさにその時代にしか生み出せない形状をしている。
    そのうえ、新時代を告げる役割を果たすためには奇抜な建物も
    許され、建築家の自由なアイディアや個性が生かされているものが多いように思える。
    そんな時代は滅多に訪れないからこそ、
    この建物は見る人々を惹きつける魅力を持っている。

  • 今回は、鶴岡にある擬洋風建築の代表作、旧西田郡役所のペーパークラフトを制作しました。



    時計台を含めて4階構造となっていますが、
    外観はシンプルな形状をしているため、楽しんでペーパークラフト化することができました。


    特に屋根瓦の発色が本物の魅力に近づけるよう、注意を払いました。









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