ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。

東急ハンズWEBショップ「Hands Gallery Market」でもオリジナル・ペーパークラフトを取り扱い中





松が峰教会
のペーパークラフト

/旅とクラフト



  主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
  また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。



栃木 宇都宮 松が峰教会のペーパークラフト

  • 松が峰教会

    聳え立つ二本の尖塔、独特の色合いを持つ
    ロマネスク様式の教会。
    この建物のの写真を初見すると、
    日本国内にある教会とはあまり想像できないかもしれない。



    栃木県宇都宮に建つこの松が峰教会は、
    宇都宮の風土の特性が活かされた建物だ。
    この教会の外装を覆うのは、「大谷石」。



    大谷石については別途旅行記で詳解しているが、
    フランク・ロイド・ライト氏が帝国ホテルを築く際に
    採用したことで有名だ。
    宇都宮からバスで30分ほどの場所に、
    現存する巨大な採石場がある。

    私は恥ずかしながら、大谷を旅するまで
    大谷石のことなど殆ど何も知らなかったが、
    大谷と、この教会に訪れてからは、
    「石」の魅力にはじめて惹きつけられてしまった。
    以来、日常生活の中で大谷石の石塀などを
    見かけても、どこか親近感を感じてしまうほどに。



    この教会を設計したのは、スイス人の建築家
    マックス・ヒンデル氏。函館のトラピスチヌ修道院の
    設計を手掛け、北海道の近代建築の礎を築いた人物としても有名だが、
    ヒンデル氏が日本で最後に手がけた教会が、この松が峰教会だった。
    北海道や北陸や関東に素晴らしい建物を幾つも築いたが、
    日本が全体主義へと突き進む状況を危惧し、
    1940年に日本を去られたのは惜しまれることだ。



    ロマネスク様式の重厚感の中に、独特の大谷石の素材が
    溶け込むその姿は、日本唯一のもの。
    色合いは柔らかく、不均一なのが逆に味わい深さを生んでいる。
    大谷石は耐久性には弱く、外壁の補修なども大変なことだと
    思われるが、これからも宇都宮の、大谷石のシンボルとして
    在り続けてほしいと願う。

  • 今回は、大谷石として最大の建築、松が峰教会をペーパークラフトで再現しました。



    2本の尖塔、特徴的な正面の玄関口も再現しています。


    後部はやや簡略化してはいますが、奥行きのある全体像の雰囲気が味わえます。










- Click Map -



Welcome

AMFF by TAK
画像の無断転載・複製はご遠慮ください。


inserted by FC2 system