ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。
佐世保の教会
ペーパークラフト
/旅とクラフト
主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。
佐世保の教会 ペーパークラフト
佐世保の教会
明治22(1889)年7月の佐世保鎮守府開庁以来、長崎の佐世保は軍港として急速に発展した。
明治30年に三浦教会は建てられたが、現在の場所に、現在の姿の教会が
建てられたのは、昭和6年のこと。
高台の上に凛と聳える、シックな色彩でシンプルな作りが美しいゴシック建築。
佐世保駅から徒歩で数分の位置にあるこの教会は、いまや
佐世保のシンボルの一つになっているが、大戦の戦火の中をくぐり抜けた、貴重な建物でもある。
第二次大戦中、この教会は目立ち、爆撃の標的となることから、
コールタールで黒く塗装されていた。
佐世保は昭和20年6月28〜29日にかけて大空襲に遭い、軍港としての機能も、
街も、壊滅的な被害を受けた。
当時の貴重な写真を見ても、佐世保は焼け野原になっていたことがわかる。
その中でも、黒く塗られた教会は、その姿を保っていた。
その後、進駐軍が入り、高度成長期が訪れ、街の姿は一変したが、
この教会はずっと丘の上から、佐世保の変遷を見守ってきた。
この建物の隣には、鉄川与助が手掛けた幼稚園があったが、
残念ながら2017年に取り壊されてしまった。三浦教会と同じく、
戦火をくぐり抜けた貴重な建物であったが、失われてしまったことは嘆かわしく、惜しまれる。
私は一足遅く、解体後に訪れたため、取材もできず、ペーパークラフトとして
残すことができなかったことが一層悔やまれます。
今回は長崎、佐世保駅近郊のシンボル、三浦教会のペーパークラフトを制作しました。
3つの八角形の尖塔が特徴的な、色彩の美しい教会。
私がこれまで手掛けた教会のペーパークラフトの中でも、最も複雑な形状でした。
正面、背面もなるべく形状を再現した結果、依然手のひらサイズではありますが、
過去最多級のパーツ数と最大級の建物のサイズになりました。
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