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国立近代美術館
工芸館
のペーパークラフト
/旅とクラフト
主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。
国立近代美術館 工芸館のペーパークラフト
国立近代美術館 工芸館 (旧近衛師団司令部庁舎)
東京・九段下界隈には、歴史的な建造物が幾つか残る。
その中でも特に、異色で目を惹くのが、
竹橋駅が最寄りとなる、国立近代美術館工芸館。
一見すると宮殿のようなこの建物は、
実はもともと軍の施設だった。
しかも、あの司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」の
時代から存在し、秋山好古陸軍大将も師団長時代に務めていた。
また、第二次大戦終戦のおりには、近衛師団参謀達が
玉音放送を妨害し、日本の降伏を阻止しようとした「宮城事件」の
舞台ともなった、歴史を背負った建物だ。
もともと、天皇と皇居を護衛するための近衛師団。
そのため、皇居の外堀に建っていた。
その役目を終えた戦後、北の丸地区の整備事業の一環として
この建物の取り壊しが検討された。
しかし、その際にこの建物の歴史的な価値も見直され、
明治時代の洋風煉瓦造り建築の一典型として
保存する声が高まったため、晴れて取り壊しを免れて現在に至る。
簡素なゴシック様式は、華美な西洋建築よりも日本的であり、
シンプルで実直な作りがこの建物の魅力といえる。
現在は、東京国立近代術館工芸館として機能しているが、
軍の施設というよりは美術館の方が、外観に相応しく思える。
今回は、そんな歴史的な背景を持つ旧近衛師団司令部庁舎を
ペーパークラフトで再現しました。
※2018/3/18もリファインしました。
背景をなくし、建物のサイズを一回り大きくしました。
旧版では建物に比較して、尖塔とドーマ(屋根の小窓)のサイズが大きかったものを調整し、
バランスを改善しました。
このミニチュア自体がかなり小さく、細かいパーツをそのままの伸縮に合わせると
か細くなってしまうため、尖塔は実際のサイズよりかなりデフォルメしています。
あらためて小さなサイズで再現してみると、
やはり明治期の洋風建築らしさが感じられ、その装いは明治時代の大学校舎のようでもあります。
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