名盤レビュー


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  • Toys In The Attic
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : 曲はどれも格好いいが、この頃の邦題センスを疑う一枚。
          「お説教」「やりたい気持ち」「闇夜のへヴィロック」
          逆に、この投げやりなタイトルがいまや定着していて微笑ましい。

          

  • エイジア
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : 元YES、EL&P、キングクリムゾンのメンバーが集ったスーパーバンド。
          曲の完成度は高いし、「heat of the moment」なんて、いつの時代にも響く名曲。
          でもこれはプログレというより普通のロック。

          

  • Selected Ambient Works 85-92
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 元来のアンビエントと、ダンス・ミュージックの束の間の
          休息として用いられるチルアウトのアンビエントとは
          本来的な意義は異なると思うが、そんな話を抜きにして
          楽しめるチルアウトな一枚。
          

  • GREATEST HITS 1990-1999
    個人評価 : ★★☆☆☆
    備考 : 泥臭いロック。目新しさなんて何もない。されど、それこそが最もロックンロールなのだ。
          レイナード・スキナードやオールマン・ブラザーズの血を受け継いだサザン・ロックがそこにあり、
          エアロスミスが絶賛し、ジミー・ペイジが競演してしまうほどの、熱い時代の想いが秘められている。

  • パラノイド
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 「WAR PIGS」「PARANOID」「IRON MAN」どれをとっても痺れるほど恰好いい。
          ロックの王道的名盤。アイオミのエレキに酔いしれるべし。

  • vol 4
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : 初期サバスの傑作と名高い一枚。ともかく「Wheels of Confusion」には圧巻の一言。
          プログレ的な叙情性とダークさを持って、ギターの絡みも抜群にいい。
  • ヒア ・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : ブライアン・イーノという人は、生粋のアーティストだと思う。
          まだアンビエントではない、初期のサウンド。グラムのような、ポップのような。
          全編を微笑ましく聴けてしまう、愉快な一枚。

  • Music For Films
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : ここにあるのは「音」だけであって、それ以上でも以下でもない。
          コンセプトからして大好きだ。この実験を行った意義、とてつもなく大きい。
          簡潔であって、奥深い。この先にあるアンビエント・シリーズは必聴かもしれない。

  • アナザー・デイ・オン・アース
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 2000年代に入って、久しぶりにイーノのボーカルが入ったアルバム。
          かと言って、初期のようにポップな印象は全く受けない。
          純粋な、アンビエントの発展する姿。なんとも味わい深い一枚。
  • MONSTER MOVIE
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : ジャーマン・プログレ界、重鎮のファースト。
          いま聴いても新しい、軽妙で奇抜なグルーヴ・サウンド。
          ダモ鈴木加入後の「EGGE BAMYASI」や「FUTURE DAYS」が傑作と言われるが、
          個人的にはこれが一番お気に入りかも。
  • スノーグース
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 美しく愛らしいメロディに包まれる、壮大なオーケストラ・ロック。
          優しさとともに高揚感を感じられる、至宝のアルバム。 
          いやぁ、音楽って本当にいいもんですね…。(水野晴郎風)
  • London Calling
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : 初期パンクを語る上では欠かせないが、どこか浮き足立ったところもあるClash。
          音楽性の多様さ、ロックだけには留まらない。でも「白い暴動」とこのアルバムは、
          少なくともパンクだった。「I'm not down」は好きだったなぁ。
  • Return To Forever
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : JAZZに固定観念を抱いているような人に是非聴かせたい一枚。
          チック・コリアは音楽的な多面性を多分に持っていて、それを惜しみなく発揮している。
          楽曲も印象に残る素晴らしいものばかり。
  • ストレンジ・ニュー・フレッシュ 〜 エクスパンデッド・エディション
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : これはART−ROCKのレーベルからリリースされているから
          プログレ専門店によく置いてあるけれど、ハードで恰好のいいロックアルバム。
          ゲイリー・ムーアのすんげーギターを堪能できる、充実した一枚。
  • ジギー・スターダスト
    個人評価 :★★★★★
    備考 : アルバムではボウイの最高傑作と名高い一枚。
          ロック・オペラ調のコンセプトアルバムで、シンプルながら名曲揃いで完成度も高い。
          映画「ヴェルベット・ゴールドマイン」や「地球に堕ちてきた男」とあわせて見ると、
          グラム文化を垣間見れて、より味わい深い。
          

  • Live In Japan
    個人評価 :★★★★★
    備考 : 2000年代に入ってからリリースされた全盛期のライブ音源も気になっているが、
          これはやっぱり伝説的な名演だ。もう、とんでもない怒涛のパフォーマンス。
          どの曲も、スタジオテイクとは比にならない充実した内容。
          

  • メトロポリス パート2
    個人評価 :★★★★★
    備考 : 恐ろしいレベルで完成されたロックオペラの一枚。
          卓越した演奏力と、メロディアスでドラマティックな曲構成。
          これをライブでも完璧にこなしてしまう彼らには、もはや言葉もでない。
          

  • Emerson Lale & Palmer
    個人評価 :★★★★★
    備考 : 「石をとれ 」の映像をDVDで見ると、キース・エマーソンのパフォーマンスは鳥肌もの。
          クラシカルでハイレベルな演奏。でも聴きやすくて深く入り込める。素晴らしい。

  • 恐怖の頭脳改革
    個人評価 : ★★★★★
  • 備考 : エイリアンで有名になった(?)ジャケット。
          初期の叙情性とはまた異にするが、卓抜した演奏と一貫したコンセプト。
          バンドが孤高の頂点に到達していたことが伺える傑作。
          

  • ベスト・オブ・フェイセス
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : 元ジェフ・ベックバンドのメンバーとsmall faces残留者たちで結成された、
          (個人的には)スーパーバンド。ロッド・スチュワートにストーンズのロン・ウッド、
          後にThe Whoに加入するケニー・ジョーンズに、人望の厚いロニー・レーン。
          この時代のアーティストの交流の広さを証明していると思う。
          

  • ファウスト
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : ドイツのプログレ・バンドで、名前がファウスト。ゲーテの著書との関連性を疑ったが、
          いまだよくわからず。実験的な精神に満ちている、音のコラージュ。
          これが71年に発表されたとは、まさに前衛的だと思う。
  • クリムゾンキングの宮殿
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : 1969年に発表された、言わずと知れたプログレを代表する傑作。
          あらゆるところで語られ尽くされているため、もはや言うこともありません。
          ピート・タウンゼントに「とんでもない傑作」と言わしめたことも有名。
  • ポセイドンのめざめ
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : クリムゾン二作目。構成が前作そのままなのが、本作の評価を決定付けている気がするが、
          完成度は高い一枚。ジャケットは詩人シンフィールドが手がけたギリシア神話のモチーフだが、
          タイトル曲以外にそのコンセプトがあまり浸透されていない気がする。

  • Lizard
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 世間的にみれば、ゴードン・ハスケルのボーカルに抵抗感を覚える人が多い。
          個人的には「cirkus」の妖艶な雰囲気が大好きで、
          フリップのアコースティックギターがそれは艶かしく素晴らしい。

  • Island
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 詩人シンフィールド最後の参加作品。アルバムの世界観は、
          もはやソロ・アルバムとも言えかねないほど、シンフィールド独特の詩情に満ちている。
          全体は静に満ちていて、じっくり聞き込むことができる。日本語訳の詩がまた美しいこと。

  • 太陽と戦慄
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : ここからのクリムゾンは完全なるロバート・フリップによる統制バンドになるわけだが、
          見事なまでに革新を果たしている。前作までの詩的探求は皆無になったが、
          精神的探求はより深い世界に到達している。
          ジェイミー・ミューアのパーカッションは直後の脱退が惜しまれる見事さ。

  • 暗黒の世界
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : ライブ全盛期のクリムゾンを象徴するかのようなアルバム。
          個人的には「偉大なる詐欺師」にしびれます。

  • Red
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : バンド崩壊寸前の飽和状態の「レッドゾーン」の意を込めた、タイトル曲。
          ハードロックと捉えられるほどの緊張感とへヴィな展開。
          80年代以降のDisciplineクリムゾンの原点はやはりここにある。

  • アブセントラヴァーズ
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 80年代クリムゾンの再結成については賛否あるが、
          いまになり再評価されるべきライブ・アルバム。
          初っ端の「太陽と戦慄パート3」からハイレベルなパフォーマンスと緊張感。
          リズム隊が躍動感を誘う。やはりレヴィンとブラッフォードの存在は大きい。

  • THRAK
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : 90年代に始動したダブルトリオ編成のクリムゾン唯一の作品。
          6人編成ということもあり、「VROOM VROOM」などの楽曲には破壊力があり、
          演奏の迫力は「Red」を上回る。

  • コンストラクション・オブ・ライト
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : タイトル曲はちょっと冗長的に聴こえるけれど、コンセプトや音楽性はより明白になり、
          機械のような精緻な印象を受ける。
          Project Xと称される音楽の研究開発の姿勢は素晴らしいと思う。

  • The Power To Believe
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 90年代の模索やら実験やらの成果が、
          このアルバムに詰まっている。
          前作と近似する曲構成が多いが、熟成された、完成度の高い一枚。
          

  • 放射能
    個人評価 : ★★★★★
    備考 :
    一度聴いたら忘れられないメロディラインだが、
         心に染み入る暖かみのある音ではなく、むしろ冷たく

         乾いた音が、無機質に、淡々と語りかけてくる。
         しかし、そこがいいのである。

  • ツール・ド・フランス
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : 彼らの曲にある詩「ボクハ音楽家、電卓カタテニ
          タシタリ、ヒイタリ、操作シテ、作曲スル。」
          彼らはテクノポップの始祖ともいえるスタイルを生み出したが、
          このアルバムでも常に時代の最先端の曲作りをしてくるから、
          うならされる。

          

  • Second Helping
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : サザン・ロックを代表する一枚。もう、なんていうか、エレキが歌っているんですよ。
          「Sweet Home Alabama」は永遠に愛すべき一曲でしょう。
          エミネムも「8mile」で替え歌を歌っていたし、それほど南部で浸透されているんだ。
          

  • Physical Graffitti
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : ZEPのなかで、もっとも完成された一枚と言って過言ではないと思う。
          「In My Time Of Dying」のボンゾの力強いドラムがたまらない。

  • HOW THE WEST WAS WON
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : 同時期に発売されたDVDと合わせて、ライブバンドとして神がかかり的な
          パフォーマンスを見せ付けている。DVDは必見。
          ペイジにボンゾ、ジョーンズにプラント、誰をとっても偉大だ。
          

  • Definitely Maybe
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : 近年のOasisも聴いているけれど、やはりこれと「Morning Glory」だけは格別、
          と言ってはいけないでしょうか。ライブもこの頃の方が好きでした。
          

  • moseley shoals
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : OCSはこのアルバムを超えるものは作れなかっただろうか。
          ただ、このアルバムはすごい。「The Riverboat Song」はギター、
          スティーブ・クラドックの魅力が際立っている。名曲。
          

  • 幻の映像
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : キング・クリムゾンの詩人、ピート・シンフィールドによって見出されたといわれる、
          イタリア・プログレバンドのとんでもない傑作。クラシック・ジャズ・民俗音楽の要素も取り入れ、
          叙情性・芸術性の高いアルバムに仕上がっている。
          

  • 原子心母
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : クラシック・ロックの名盤。
          壮大で穏やかでコンセプト性が強く、
          じっくりと聴いて味わうことのできる傑作。
  • The Dark Side Of The Moon
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : これについても、もはや言うことはありません。
          絵画でいうところの、シュルレアリスム。真にプログレと呼べる、生粋の一枚でしょう。
          近年の「狂気」完全再現のライブ、これもとんでもないらしい。

  • death to the pixes (ベスト)
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : NIRVANAも然り、90年代アーティストに多大な影響を与えた偉大な短命バンド。
          楽曲も音も奇抜で魅惑的。
          最近の再結成についてはあんまり知識がないんですけど、どうなんでしょう?
          

  • オペラ座の夜
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : 知性と才能溢れるメンバーの美的探究の産物といえるでしょうか。
          クラシック・オペラ要素も融合された、美しい楽曲の数々。
          歴史的な名盤とはこういうものでしょうね。

  • MADE IN HEAVEN
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : フレディ死後に発表されたこのアルバムは、輝かしくも、重く訴えかけてくる。
          「イニュエンド」からのフレディの思い、真摯に垣間見る必要がある。
  • OK Computer
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : もはや、あらゆるところで語られ尽くされたであろう。
          叙情性溢れる「the bends」と孤高の「KID A」の間に挟まれた、
          変革の予感を感じ取れる一枚。

  • Hail To The Thief
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 「KID A」「Amnesiac 」の思索の流れがあってこそ、完成されたアルバム。
          音楽性も熟成されて、不思議な高揚を感じる。

  • スティッキー・フィンガーズ
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : ジッパーの付いたジャケットを見るだけでも、熱いものがこみ上げてくるのは
          なぜなのだろう。レコード盤を部屋に飾るべし。

  • レット・イット・ブリード
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : 『欲しいものは手に入りません。
          けれど努力すれば、必要なものは見つけられるでしょう。』
          この歌詞は大好きだったなぁ。

  • No More Heroes
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 初期パンクの中でも異色な存在だったため、特に日本における知名度が、
          泣けてくるぐらい低い。でも、初期の彼らの攻撃性は、まさしくパンクそのものだった。
          ジャン・ジャック・バーネルの三島由紀夫崇拝は、その道では有名。

  • DREAM TIME
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : オーストリアの原住民、アボリジニの思想を取り入れた一枚。
          ヒュー・コーンウェル在籍時の終盤の彼らは、コンセプトを持った芸術的音楽を
          追求していた。その姿勢は高く評価されるべきだと思う。
  • My Generation
    個人評価 : ★★☆☆☆
    備考 : 純粋に音楽性を考える以前に、歴史的意義を評価すべき一枚。
          でかジャケを買って家に飾るべし。
          キースとジョンの演奏は、この頃から輝いている。

  • TOMMY
    個人評価 : ★★★☆☆
    備考 : ロック・オペラの金字塔と言うべき作品。ケン・ラッセル監督の同名映画は
          エリック・クラプトン、エルトン・ジョンとwhoとの共演という貴重映像を拝める。
          キース・ムーン演ずるアーニー叔父さん、ジャック・ニコルソンの友情出演も見逃せない。

  • Who's next
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 個人的には、世間でいわれるほどの傑作とは思えない。
          もし「Lifehouse」が完成していたなら、間違いなく最高傑作だった。
          なぜ傑作「Pure And Easy」といった楽曲をお蔵入りしてまで、この選曲にしたのだろう。
          失敗に終わった故に、コンセプトを除外するほかなかったらしいのだが。

  • Quadrophenia
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 未完成に終わった「Lifehouse」を除くと、The Whoの最高傑作にあたることは間違いない。
          ピート・タウンゼント本人も、それを認めていたらしい。
          音楽性、ピートの文学性においても、持てる能力を出し切っていると思う。

  • Kids Are Alright
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : これはDVDの映像作品への評価だが、もう最高だった。
          これひとつでwhoの魅力、ロックの魅力を網羅していると思う。ピートの研ぎ澄まされた知性、
          バンドの持つ破壊力。愛らしいキース、テクニシャンなジョン。
          なんて魅力的なバンドなのだろう。
  • 危機
    個人評価 : ★★★★☆
    備考 : 「自己解明への危機状態」というテーマで、ヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』に
         影響されて出来たといわれる本作。こんなところでヘッセの名著の名前を拝むとは、
         思いもしないものです。スリリングな展開と叙情性を併せ持つ、傑作。

  • YES SONGS
    個人評価 : ★★★★★
    備考 : OPのクラシック「火の鳥」から「シベリアン・カートゥル」に入ると、
          HRばりのテンションで繰り広げられる、怒涛の演奏。圧巻です。
          ブラッフォード脱退後中心なのが唯一、残念ではあるが、屈指の名演。


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