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模写
「
オヴェールの教会
」 ゴッホの模写
↑は、ゴッホの「星月夜」の筆跡。
荒く大胆な筆遣いによる曲線が、周囲の空間そのものを歪めてしまうような、そんな力強い生命力を持っている。
自分は端から完全に模写する技量を持ち合わせていないため、模写には必ず自己流のアレンジが加わってしまう。
ゴッホの空間のうねりが表現できないとわかったとき、歪みを減らす方向に切り替えた。
すると、随分おとなしいオヴェールの教会になってしまった。
「ヴェールをかざす娘
に対して、洞窟の前の
ミノタウロスと死んだ牝馬
」 Picasso の模写
ピカソの絵の実物を観たとき、なんと漫画的な絵だろうと思った。
この牝馬の表情、まるきり赤塚漫画にでも出てきそうである。(→の絵にカーソルをあててみて)
海神ポセイドンに対する生贄(美しい牡牛)を出し惜しんだミノス王は、ポセイドンの逆鱗に触れてしまう。
ポセイドンはミノスの妻を、その牡牛に欲情させるよう呪いをかけた。そして妻ペシパエと牡牛を通じさせた結果、怪物ミノタウロスが誕生した。
ミノタウロスは少年少女を生贄として食したが、最期は英雄テセウスに殺される。
・・・なんともギリシア神話らしい、破廉恥な話である。
こんなエピソードから、ミノタウロスは不貞や情欲や暴力の象徴として用いられるが、ピカソは自分自身をミノタウロスの姿に重ねていた。
そして、この絵はギリシア神話をなぞったというよりは、極めて個人的な葛藤の姿を描いたものである。それはあまりに露骨であるためか、絵を観ていて微笑すらこぼれてしまう。
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