ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。
芝居小屋
ペーパークラフト
/旅とクラフト
主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。
芝居小屋 ペーパークラフト
芝居小屋
かつての大衆娯楽で、多くの人が集い、
全国各地にあった芝居小屋も、
いまや当時の姿を残している場所は数え切れるほどしか残っていない。
いまでも日常で使われる言葉、「花道」や「奈落の底」、「十八番」や「二枚目・三枚目」、
「おはよう」という挨拶すらも、語源は芝居文化となり、そこから発出された言葉は意外なほど多く、
現代に至ってもなお、しっかり根付いている。
これほどまでに一つの娯楽文化が
大衆に密接して定着し、根付くのは、
娯楽が多様化した現代ではなかなか考えづらい。
それだけ人々を虜にする芝居小屋には、
惹きつけるだけの様々な仕掛けがある。
舞台そのものが回転するという
大がかりで大胆な「廻り舞台」は、
日本の舞台装置ならではのもので、
やがて海外の劇場にも影響を与えることとなる。
奈落と呼ばれる舞台地下で、人力で回していた。
「花道」は舞台で演じられる場面に合わせて、
道や川にもなり、また役者が客席の至近距離を
通ることで、親近感を与える場所。
これも海外の劇場では見ることができない、独特の演出。
また、「スッポン」と呼ばれるせり出し装置から、
インパクトのある役が忽然と登場する演出は、
演劇が盛り上がる要素となる。
舞台の左手にある「黒御簾(みす)」は、
小さな部屋になっており、舞台のタイミングに合わせて
効果音がつけられたり、演奏が行われた。
右手も「床(ゆか)」と呼ばれるが、同様に演奏や語りが
行われる場所となっている。
今回、ペパークラフトの題材とさせていただいたのは、
香川県、金毘羅にある「旧金毘羅大芝居」ですが、
ここは天保6年(1835)に建てられた、現存する中で日本最古の芝居小屋となります。
数々の舞台装置はそのままの姿で温存、再現されており、歌舞伎に馴染みがなくても、その劇場を訪れるだけで、
建築のすばらしさに圧倒されます。
「廻り舞台」、「花道」、「スッポン」、「黒御簾」といった舞台装置も、小さいながら再現しています。
二階席を含めた客席も再現、一階中央の客席は傾斜がかかっていますが、写真ではわかりづらいですが再現を
しています。
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