ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。
別子銅山
水力発電所
ペーパークラフト
/旅とクラフト
主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。
別子銅山 水力発電所 ペーパークラフト
別子銅山 水力発電所
愛媛県、新居浜駅からバスで20分ほどに位置する、
別子銅山の観光施設、マイントピア別子。
その入り口付近から見える、美しい建物がある。
別子銅山は、地下に深い銅山である。
その深さは驚くべきもので、海面下1km、
地上から山上にかけても1km、
縦の深さだけでも、2000m級の山が埋まってしまうほどの深さがある。
また、縦横無尽に延びる坑道の総延長は700kmにも及び、
そのスケールの大きさを物語っている。
銅山経営は公害との闘いでもあった。
銅の製錬の際の煙害により山の木々は根こそぎ枯れ、
地肌が丸出しとなった山では土砂崩れが発生し、
多くの被害をもたらした。
それでも、この銅山は公害の回復を試みた。
明治になり、
劣悪な作業環境を改善し、近代化を推し進めるうえでも、
電力化の推進は必須となった。
輸送設備の電化、削岩機の導入、
ガスランプや石油灯に代わる電灯設備など。
そのために、大規模な発電施設が作られることとなった。
この旧端出場水力発電所は、高低差のある地形を利用して、
高圧鉄管路で水を一気に落として発電をする施設。
明治期の工業施設の外観は、教会のように美しい建物も多いが、
この発電所も同様に、美しいレンガ造りの外観をしている。
1970年までは現役として活躍し、役目を終えたいまは、
渓谷の中で緑に覆われ美しく佇んでいる。
今回は別子銅山の遺構、旧端出場水力発電所のペーパークラフトを制作しました。
いまは役割を終え、退廃的な美しさを漂わせます。
通常、あまり見ることがないであろう、建物の背面側も撮影し、再現しています。
かつては煙害により地肌が向きだしだった山々も、いまでは自然が豊かに再生しています。
大自然の中の渓流沿いに建つ姿は幻想的です。
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