ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。
武雄温泉
ペーパークラフト
/旅とクラフト
主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。
武雄温泉 ペーパークラフト
武雄温泉 新館
有田焼で有名な有田からほど近く、
佐賀県で戦国時代から続く、有名な温泉街がある。
古くは太閤秀吉が朝鮮出兵を行った際に、
兵士の疲れを癒す温泉として指定され、
宮本武蔵、伊達政宗、吉田松陰、伊能忠敬といった
歴史的な偉人たちも立ち寄ったといわれている。
その温泉街に、この町のシンボルとなる
温泉施設が作られたのは、大正時代のこと。
竜宮城のような楼門と、和風建築の新館。
いまや武雄温泉の顔となっている
これらの建物を設計したのは、あの東京駅を
手掛けた辰野金吾氏だった。
東京駅の建築と、この楼門の建築は同時期に
行われ、その際に辰野氏はこの二つの建築に
ちょっとした細工を施していた。
東京駅の大改修が行われ、2012年に八角ドームが
復元されたが、その天井には十二支が描かれていた。
しかし、十二支のうち8つしかなく、残りの4つが
見つからなかった。
折しもその時、楼門も保存工事を行っており、
残りの4つが天井版から見つかった。
辰野氏は同時期に2つの建物を手掛けたことからも、
意図的に仕込んだのは明白である。
東京駅舎という洋風建築と、武雄温泉の和風建築は
対照的な建築ではあるが、辰野氏が
この武雄温泉にいかに思い入れを込めていたかが伝わってくる。
今回は辰野金吾氏が手掛けた和風建築、武雄温泉新館のペーパークラフトを制作しました。
赤の木組みが印象的で、唐破風がたくさん付いています。
実際の建物は、もっと横長な設計をしていますが、ポストカード大に収めるため、デフォルメしています。
背面も、本物の建物には温泉の八角塔が2基ついていて、もっと複雑な形状をしていますが、母屋の再現を
主として、付属施設はカットしました。
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