京都石塀小路の

ペーパークラフト

/旅とクラフト

　　主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
　　また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。

京都　石塀小路のペーパークラフト

京都　石塀小路

京都三大遊郭である祇園。
中でもこの界隈(下河原町)の地域が遊郭として栄えたのは、
あの豊臣秀吉の正室、ねねこと北政所が
この地へ落飾して高台寺を建立したことにはじまる。

秀吉の冥福を祈るために高台寺を建て、
舞や芸に通じた女性がこの界隈に集められたといわれる。
その後、下河原遊郭となり明治まで存在した。

いまもこの界隈がどこか格式高く感じられるのは、
その名残りだろうか。ただ、いまの石塀小路の
原型が作られたのは大正時代だという。
昭和も後半になり、京都の市電が廃止された際に、
市電で使用していた石畳をここに再利用し、
現在のもっとも京都らしい風情ある路地に至った。

谷崎潤一郎や石原裕次郎が定宿としたような
高級料亭が並び、またこの界隈が祗園の
奥座敷となることから、お妾さんの邸宅も多かったという。

いまは、「一見さんお断り」の店ばかりではなく、
気軽に利用できる片泊まりの宿も増えていて、
見た目ほど敷居が高いわけではない。
そして今回、そんな格式高く、もっとも京都らしい風情を
いまに残す石塀小路の一角を再現しました。
※2016/2/13にver2.1版としてリメイクしました。

細い小路を抜けると、そこは木塀に囲まれた異空間。
一度訪れれば、二度と忘れられない空間となるでしょう。

現実にはこれとまったく同じ場所は存在しませんが、すべて石塀小路界隈の素材をもとにしています。
その雰囲気がこの狭いミニチュアの範囲で少しでも感じ取れるよう、細かいパーツで工夫しました。

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京都 石塀小路の

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