ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。
旧亀岡家住宅の
ペーパークラフト
/旅とクラフト
主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。
福島県 大泉 旧亀岡家住宅 ペーパークラフト
旧亀岡家住宅
ローカル線、阿武隈急行は風光明媚な景色を走る路線だ。
仙台方面から「大泉駅」へと向かう車中の風景も楽しめる。
擬洋風建築の傑作、旧亀岡家住宅は、大泉の広い公園の一角に、
ぽつんと聳えている。
正面に聳える八角形の塔屋と2基の尖塔の姿は威風堂々としており、見入られる。
外観は洋風だが、内装は完全な和風となっており、またそのギャップも興味深い。
内装も外装に劣らず豪勢で、木材へのこだわりや細部への意匠も半端がない。
床の間などに数多くの貴重な銘木が惜しみなく使われている。
また、格天井の部屋が多く、廊下の床板も角は放物線上に貼られるなど、
その凝りようは異様なほどだ。
この家を建てた亀岡正元は、蚕の卵を作る蚕種製造などの農業で財を成し、
県議会議員も務めた、地元の名士といっていい。
この建物を設計したのは、江川三郎八という人物。
岡山県で数多くの傑作建築を手掛けた人物で、
吹屋小学校
や尋常小学校なども氏により設計された。
江川三郎八が設計した建物には特徴的な技法が幾つかあり、
ハーフティンバー様式のような×印が、トレードマークになっている。
この亀岡家住宅にも×印があり、氏の作品であることを物語っている。
江川三郎八は旧会津藩士であり、ここ福島の出身である。
しかし明治時代に岡山県で建築技師が不足したため氏も応援に呼ばれ、
その経緯で岡山に彼の建築が数多く残ることとなった。
福島で江川建築を見る場所は希少であり、かつ、これだけ見事な建築は、
この場所でしか見られない。
今回は福島県、阿武隈急行の大泉駅の近くにある擬洋風建築の傑作、旧亀岡家住宅のペーパークラフトを制作しました。
塔や尖塔を取り付けることにより、重厚な雰囲気を少しでも再現できた気がします。
実物は二棟の建物がくっついたような形状をしていますが、後ろの建物も簡易的に再現しました。
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