ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。
東急ハンズWEBショップ「Hands Gallery Market」でもオリジナル・ペーパークラフトを取り扱い中
新潟県議会
旧議事堂の
ペーパークラフト
/旅とクラフト
主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。
新潟県議会旧議事堂のペーパークラフト
新潟県議会旧議事堂
新潟駅から2.8〜2.9kmほどの信濃川沿いの白山公園に、
現「新潟県政記念館」こと、重要文化財「新潟県議会旧議事堂」が
建っている。
アクセスには新潟駅からはバスやレンタサイクルが最適で、
電車では越後線「白山」駅からが最寄になる。
明治政府の国策として、擬洋風建築の建物が全国各地に建てられたが、
この建物は明治16年(1883年)に建てられた。
新潟県の技師、星野総四朗氏が、かつて東京にあった明治会堂や、旧大阪駅舎を
参考に、西洋建築の知識や経験も乏しい中で、見様見真似で作った建物とされる。
同年期の擬洋風建築の建物と比較しても、
洋風色が濃く、シックな落ち着いた印象を受けるが、
細部のパーツに目を向けると、そこにはやはり奇抜な点があり、
両翼の棟の擬宝珠(ぎぼし)形の棟端飾りや、
歯形飾りのある軒蛇腹と呼ばれるパーツも面白い。
また、建物の全体を眺めると聳え立つ尖塔に惹きつけられるが、
この尖塔は当初の設計にはなく、増築したそうだ。
建物の中には、議事堂に関連する施設が残り、
中でも大空間の議場は一見の価値がある。
こうした広い議場は当時の日本には少なく、新潟の技師も建築を経験したことなど
なかった。星野氏は手探りの中、尽力してクインポストトラスと呼ばれる
洋式技法を習得し、この建物に組み込んだ。
これは広い議場を屋根組で支える技術となるが、明治期の建物でも
新潟地震に耐え抜くほどの強度を示し、当時の技術の高さを示す結果ともなった。
建設当初はこの建物の正面すぐ前を、信濃川が流れていた。
川辺にこの建物が建っている姿も、また画になったことだろう。
今回は、新潟市内の擬洋風建築の代表的な建物、新潟県議会旧議事堂のペーパークラフトを作成しました。
一見すると洋風一色のような佇まいに見えますが、そこは明治期の建物らしく、随所に和風様式が残っています。
聳える尖塔により存在感が増し、明治時代の当時には、人々の目に新鮮に映ったことでしょう。
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