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美濃 うだつの商家
ペーパークラフト

/旅とクラフト



  主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
  また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。



美濃 うだつの商家のペーパークラフト

  • 美濃 うだつの商家

    反りがある屋根の形状は、社寺仏閣などでよく見かける。
    威風堂々と屋根が反り返る姿は、荘厳さや格式の高さを印象付ける。
    反り屋根は中国から伝来された建築様式となり、
    中にはまるで鳥の羽のように屋根が反り返り、いまにも飛翔しそうな屋根まで存在する。

    反り屋根の例(羽黒山五重塔)


    一方、反りとは反対の、膨らんだ屋根のことを、むくり屋根という。
    形状も反対なら、その示すものも反対の意味合いを含め、むくりの屋根は低姿勢を表すという。
    そして、このむくり屋根は他国から渡ったものではなく、日本独自の建築様式である可能性が高いという。
    かやぶき、わらぶきの屋根などでは世界各地で膨らんだ湾曲の屋根をみかけるが、
    建築様式としてこのように膨らんだ屋根を意図して作った国は他にないそうである。



    そして、そのむくり屋根の美しさが際立つ建物が、美濃市にあった。
    むくりは、先にも述べたように謙虚さを示すものであり、
    初期は主に商人の家屋に多くみられたようだ。
    その美しさが認められるようになると、公家なども取り入れるようになった。



    美濃市のうだつの町並みに建つ小坂家住宅は、
    緩い婉曲した「むくり」と、同じように湾曲したうだつを持つ。



    うだつとは、「うだつが上がらない」の語源となるが、
    屋根の両端の壁を高くして火災の類焼を防ぐために
    作られた防火壁というのが本来の役割である。
    そのうだつを、豪商たちは華美に装飾し、立派な
    オブジェに仕立て上げた。
    それからうだつは裕福でないと上げられなくなり、
    商売などで成功できない際などに
    「うだつが上がらない」と慣用句として使われるようになった。


  • うだつはむくりの持つ曲線の美しさをより強調し、引き立てている。
    うだつとむくりがこのように美しく調査する屋根を、ほかに見たことはない。
    そして、この景観は、日本独特の美意識を体現していると言ってもいいのだろう。



  • 今回は、美濃市にある小坂住宅を参考にさせていただき、むくりのあるうだつの商家をペーパークラフトで再現しました。



    屋根のむくりを再現するのははじめてのことで、柔らかい婉曲を紙で再現するのに苦労しました。



    また、同様にうだつの再現もはじめてでしたが、うまい具合にうだつらしさを再現することができました。
    建物の外見の雰囲気を再現するのにこだわったペーパークラフトです。







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