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半田赤レンガ
ペーパークラフト

/旅とクラフト



  主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
  また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。



半田赤レンガのペーパークラフト

  • 半田赤レンガ建物

    赤レンガと聞いて全国的に有名な建物は横浜の赤レンガ倉庫であろうが、
    その兄貴分といえる赤レンガ建築が、愛知県半田市に残っている。



    明治29年に設立された丸三麦酒は本格的ドイツビールの製造を目指し、
    ドイツからビール醸造器を取り寄せ、新工場を建設した。
    その新工場の設計を担当したのは、ドイツ留学経験があった妻木頼黄。

    この人物こそが、横浜の赤レンガの建築にも携わり、
    明治期の日本の数々の傑作の建物を生み出した。
    あの東京駅を建築したことで有名な辰野金吾と対比して語られることも
    多い、明治期の建築家として欠かせない人物である。



    半田の赤レンガにおいても、その設計手腕が発揮された。
    ハーフティンバー様式を取り入れた
    出荷作業用の横長の棟と、堂々と聳える製造工場の主棟が
    組み合わされた面白い形状だが、
    5層にもなる、厚く作られ壁により保温性・保湿性に優れ、
    ビール工場として申し分ない機能性を有しているようだ。

    この建物から生み出された「カブトビール」は、
    パリ万博で金牌を受賞するほど、国内外からも味を認められた。
    しかし、戦時下の統合により会社は消滅し、いまや幻のビールとなった
    (現在では復刻されたカブトビールを飲めるようですが)。



    戦時下には、あのゼロ戦を生産していた
    中島飛行機製作所の衣糧倉庫としても使用されたため、
    軍需工場となり空襲の標的ともなった。
    そのため、いまでも主棟の赤レンガの外壁には生々しい
    機関銃照射の跡が残っている。

    横浜の赤レンガ倉庫には、愛知県高浜市産のレンガが多数使われている
    ようだ。高浜市は半田市の隣に位置するため、まさに半田の赤レンガでも
    使われていたレンガが、横浜にも渡っていったと思われる。
    半田と横浜の赤レンガは同じ設計者と同じ素材を有する。
    その意味でも、まさに兄弟分といえるような繋がりがある。




  • 今回は、そんな背景を持った半田の赤レンガ建物をペーパークラフトで再現しました。



    様々な形の棟が繋がれた独特の形状の建物となっており、その形状を、より赤レンガの
    趣が味わえるようにデフォルメして再現しています。



    全体を俯瞰してみると、この建物が工場なんだということがよくわかる気がします。










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