ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。

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桐生市ノコギリ屋根
のペーパークラフト

/旅とクラフト



  主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
  また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。



桐生市ノコギリ屋根のペーパークラフト

  • 桐生市ノコギリ屋根

    群馬といえば、世界文化遺産となった富岡製糸場に脚光が当たりがちだが、
    その富岡製糸場の生糸で絹織物を生産し、
    「西の西陣、東の桐生」とまでいわれるほど織物業が盛んだった街がある。

    桐生は、養蚕の盛んな地域にあり、きれいな水が豊富であることから、
    染色に適し、絹織物生産に適した土地だった。




    明治維新後、産業革命時のイギリスで考案された織物工場の構造を
    模して、俗にいうノコギリ屋根の工場が次々と建てられた。
    桐生には現在、約260棟のノコギリ屋根が現存していて、
    当時の建物が観光施設や商店に再利用されたり、いまだ
    工場として現役稼働している施設もある。



    織物工場の資料館として、そのままの姿を残し、一部では織機が現役で稼働している
    施設、織物参考館”紫”の建物内部を見学してみるとわかるが、
    ノコギリ屋根の建物は内部で電灯をつけなくても十分に明るく、
    また天井が高い。




    織物は繊細な作業であり、色合いを細かく確認しなければならない。
    そのため、いつでも均等に光を取り入れられる構造が必要だった。
    また、織機には様々な種類があるが、織るものが大きければ、当然機械も大きい。
    うず高い機械が置けるのも、この建物の構造の特徴となる。



    このノコギリ屋根の建物が軒を連ねる姿は壮観だ。
    工場といっても現代の建物のように無機質な印象ではなく、
    そこには職人たちが愛用した道具のような、使い込まれた年季が漂っている。



    そして煉瓦づくりや大谷石づくり、木造やトタンなど、
    ひとつひとつの施設は独自の形状をしていて、
    施設を巡っては異なる個性を楽しむことができる。





    また、桐生にはノコギリ屋根以外にも、文化財となるレトロな建物が
    随所に残っている。
    桐生市は駅で無料のレンタサイクルをやっているため、
    自転車で街を散策しながら、ノコギリ屋根の建物や文化財を巡ってみるのもお勧めだ。


  • 桐生市にはノコギリ屋根の建物が数多く点在していますが、
    中でも当時の雰囲気をそのまま残しているように感じられるのが、
    先に挙げた織物参考館”紫”と、その近辺にある「合資会社後藤」の社屋。
    今回は、その二つを参考にさせていただき、ペパークラフトを作成しました。



    同じノコギリ屋根でも、形状や風合いが異なる建物。桐生に散在するノコギリ建物のどれもが
    個性を持っているように感じられます。



    天窓から光が差し込む、明るい天井の高い屋内。ペーパークラフトを作ってみるとその構造もよく
    理解できる気がします。










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