外海・出津教会の

ペーパークラフト

/旅とクラフト

　　主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
　　また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。

外海（そとめ）・出津（しつ）教会のペーパークラフト

隠れキリシタンの故郷、長崎の外海(そとめ)。
ここは遠藤周作の「沈黙」の舞台として、旅行記でも言及している。

隠れキリシタンはキリスト教が容認されて以降、
選ぶ道が分かれた。
・隠れキリシタンの慣習を貫き通す人々
・仏教に帰化した人々
・正式にキリスト教の洗礼を受けた人々

もちろん、信教の自由が保障される現代では
”隠れ”キリシタンである必要はない。
しかし、ごく少数の人々はいまも外海で
隠れキリシタンの”文化”を守っている。

どの道を選んだ人々も、かつて先祖が
歩んできた道を忘れてはいない。
隠れキリシタンであることに対する部落差別や
僻地故の貧窮。そんな境遇に救いの手を差し伸べてくれた
ド・ロ神父が、ここ外海のシンボルとして
建てた教会がいまに残る。

外海は強風の地域だが、この教会の建築も
ド・ロ神父の補強の工夫が見られ、堅牢になっている。
二度の増築を行っているが、ド・ロ神父在任中であり、
それからの姿は100年近く経ったいまも変わっていない。
ド・ロ神父が遺した、白が際立つ外海の美しい教会を、
ペーパークラフトで再現しました。

特徴的なふたつの鐘楼、
そして高台に建つ独特の地形。
外海の雰囲気を感じ取れるよう、工夫しました。

大浦天主堂とは姉妹の関係のような建築。
ド・ロ神父の設計思想は鉄川与助に影響を与え、引き継がれていきます。

- Click Map -

Welcome
AMFF by TAK
画像の無断転載・複製はご遠慮ください。