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佐原 樋橋
のペーパークラフト

/旅とクラフト



  主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
  また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。



佐原 樋橋のペーパークラフト




  • 佐原 樋橋



    利根川の水路をたどれば、千葉の銚子から
    茨城の霞ヶ浦や群馬の前橋まで行くことができる。
    佐原は、小野川に沿い発展した町。
    小野川は利根川の支流であり、
    北関東の水脈として、ひいては
    東北地方からの輸送経路として使われる、
    重要な位置にあった。
    そのため佐原は江戸への海上交易の要として発展し、
    その繁栄ぶりは「江戸まさり」と呼ばれるほどだった。



    しかし、時代が変わり産業が発展すると、
    多くの運河都市の運命と同じく、
    鉄道や自動車にその優位性を奪われ、都市機能は衰退してゆく。
    かつて四六時中にぎわっていた小野川沿いの商家は時代の波から
    取り残されていった。
    そのお陰もあり、佐原の街並みの一部は再開発の手から逃れ、
    江戸情緒をいまに残すこととなった。



    いまや、関東地方に残る昔町の観光地としては
    欠かせない存在となった佐原の街も、
    実は、街並の保存活動が活発化したのは1980年代後半と、
    そう昔のことでもない。
    それまでは、都市としての再開発も模索されていた。
    護岸工事のため、「出し」と呼ばれる船着場の跡の石段も
    殆ど取り壊されたし、小野川を埋め立てて道路を拡張しよう
    という案すらあったようだ。
    それが皮肉にも、成田空港の発展などにより
    完全に佐原の商業的地位が奪われたことにより、
    観光地としての重要性が再認識されるようになった。



    今回、題材とさせてもらった「樋橋」通称「じゃあじゃあ橋」も、
    1992年に観光の目玉として再建されたものとなる。
    この樋橋は、もともとは小野川の上流でせき止めた用水を
    小野川の東岸から反対の対岸の田に送るために作られた、
    水が流れる橋だった。
    その水橋の上に板を渡して人が渡っていた姿が、
    いまの「じゃあじゃあ橋」として再現されている。
    こうした、かつての風情を感じさせる工夫が、
    町の魅力を最大限に引き出しているように思える。



    重要伝統的建造物群保存地区として認定された佐原の街は、
    小野川沿いの昔町の商家の姿とともに、
    かつての「江戸まさり」の面影を現在に伝えている。





  • 今回は、佐原を代表するを樋橋の景観をペーパークラフトで再現しました。



  • この洋館の対岸には伊能忠敬旧居があり、どちらをペーパークラフト化するか
    悩みましたが、この洋館が樋橋の景観のひとつのアクセントになっており、
    また日本家屋が立ち並ぶ佐原の街並みにも調和していたことから、洋館を選びました。




  • 橋の対岸まで再現するというのははじめての試みでしたが、
    対岸を作った方がより景観の臨場感を再現できた気がします。







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