ショップを開設しました。ペーパークラフトを販売しています。
東急ハンズWEBショップ「Hands Gallery Market」でもオリジナル・ペーパークラフトを取り扱い中
余市蒸留所
のペーパークラフト
/旅とクラフト
主に、旅先で手に入れた、旅先ゆかりの模型などを紹介します。
また、街並みや景観を再現したペーパークラフトを制作、公開します。
余市蒸留所のペーパークラフト
余市蒸留所
余市蒸留所の旅日記
酒は、大分すると醸造酒と蒸留酒に分類される。
醸造酒は酵母によってアルコール発酵させて作られるが、
この場合はアルコール度数が16%〜20%が限界になる。
これ以上のアルコール濃度にするにはエタノールの濃縮が
必要になるが、エタノールは水より沸点が低く、約78℃のため、
蒸留という手法で蒸発したエタノールを集める。
これにより蒸留酒という、アルコール度数の高い酒が生まれた。
蒸留の技術は、海水から水と塩を分離させる手法として
紀元前から存在したが、醸造酒をたまたま蒸留させてみたのは、
ヨーロッパの錬金術師だった。
ウイスキーは、蒸留酒の出現とともに10世紀以降に生まれたらしいが、
現在のウイスキーの大区分にあたる「モルト」と「グレーン」が生まれたのは、
もっと近世のことになる。
それまで、ウイスキーは大麦の蒸留酒として庶民に親しまれていたが、
18世紀に入り、スコットランドで「麦芽税」が導入され、
増税が繰り返された。
大企業のような酒造所はこれを、
麦芽の割合を減らし、(トウモロコシなど)穀物を材料として対策したり、
また蒸留釜の釜の容量にも税金が課せられると、蒸留釜を小さくし、
蒸留回数を増やすことによって採算を取ろうとした。
これが、「グレーンウイスキー」を生むきっかけとなった。
また一方で、中小企業のような酒造所は、
税金により採算が合わなくなったため、
やむなく蒸留所を山奥に移転し、そこで「密造」を行った。
山奥ではたまたま、その辺りから泥炭がたくさんあったため、
麦芽を乾燥させるための燃料とした。
また、彼らは税務官に見つからないように、ワインの空き樽に
詰めて隠した。
この泥炭(ピート)と木樽こそがモルトウイスキー独特の風味と
味わいを生みだすきっかけとなった。もともと無色透明だった
ウイスキーが、黄金色に輝きだしたのだ。
今回、ペーパークラフトの題材にさせてもらったのは、
余市蒸留所の「キルン塔」です。
このキルン塔はモルトウイスキーの製造工程で、
泥炭(ピート)を燃やし、麦芽を乾燥させる建物。
それゆえに、こんな独特な形状をしていて、
またモルトウイスキー生誕の地、スコットランドのキルン塔を
そのまま再現していることから、なんとも異国情緒を感じます。
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